防災マップ歩いてみた。
どうも、折口です。
突然ですが、みなさんは防災マップ(ハザードマップ)持ってますか。
例えば、真夜中に未曾有の大地震が発生したとします。
着の身着のままで外に放り出されたあなたは
どうすればいいでしょう?
どこにいけばいいでしょう?
例え批難場所を知っていたとしても、
どのルートを通ればいいでしょう?
そもそも、その避難場所が家から一番近いのでしょうか?
前もってこれらの情報を習得していれば、
迷うことなく、
焦ることなく、
スムーズに避難することが出来ることはいわずもがなです。
こんな偉そうな口を叩いているくせに、
私折口、先日まで防犯マップについて全くの無知でした。(笑)
今回は今僕が住んでいる豊島区駒込町周辺の防災マップを歩いてみました。
読んでくださっている方の中で駒込に住んでいるっていう方は殆どいない(てか、いない)と思いますが、
今後、お住まいの地域の防災マップを入手し、災害時のシュミレーションをされる際の一助になればと思います!
◎防災マップはどこで入手できるのか。
オンラインで閲覧可能なものは調べれば簡単に見られます。
東京都防災マップ→http://map.bousai.metro.tokyo.jp/
しかし、対象としている範囲が広いため、自分の住む地域に即した詳しい情報が抜けがちなのが現状です。
原始的な方法ですが(笑)、お住まいの地域にある市役所や区役所に足を運んでみるのも得策だと思います。
そこで私折口、豊島区役所に行ってまいりました。
この高層ビルの盛り上がっている脚元部分が区役所です。全く知りませんでした。
都会のスマートなお金持ちの住む超高級ルームかとカン違いしていた上に、余りの羨ましさにひがんでいた昔の自分に教えてあげたい。
エントランスはこんな感じ。
向かう先は勿論、
5階の防災危機管理課です。
部屋に入るや否や、すぐ目の前に防災マップが置いてありました。それがこちら!
ででん!!
で、でかい!!
しかし、それ故に細かい路地や番地など事細かに書かれており、分かりやすいです。
さてさてここからが本題です。
果たして、自分が住んでいる地域では災害時にどのような対応を取ればいいのか。
僕が住んでいる場所はあまり詳しくは述べられませんが「駒込7丁目」です。
防災マップ上ではこんな場所です!
私、ここに越してきてから一年半が経ちますが、中々満足しております。
下町風情の町並みは静かで過ごしやすい。
しかも、山手線が走ってます!これは一番いい点かもしれない、駒込の。
しかし、前々から一つだけ不安要素がありました。
そしてそれは今回の調査で如実に現れました。
ご覧ください。以下は全て豊島区指定の防災マップに掲載されていました。
豊島区屈指の『倒れやすさ』です。
同時にこちらも。
豊島区屈指の『燃えやすさ』です。
そう、私が住んでいる豊島区駒込7丁目は『倒れやすく、燃えやすい』町なのです。
つまり震災時、きっとぼくの家の周りはさながら『火垂るの墓』状態になります。
このような危険な状態になる理由は以下の写真を見てもらえば、一目瞭然でしょう。
いかがでしょう。
細い路地が複雑に入り組んでいます。
そして古い木造の家やアパートが多い。。
これこそ、私がかねてから懸念している不安要素なのです。
通りで、部屋のグレードの高さのわりに家賃が安いわけだ。。。。。
不動産のおじさん、もっと詳しく教えてくれても良かったのに。。。。。
しかし、住んでしまっている以上、何を行っても無駄です。
家の周りが非常に危ないということが分かったからこそ、かえって今回の調査の遣り甲斐があるってもんよ!…ははっ…
なにが何でも、まず最初に確認すべきなのは避難場所です。
地図を見てもらうと分かるように、駒込七丁目の避難場所は「染井墓地」。
お墓です。
写真の通り、至って普通の墓地です。
敷地内を一回りしてみましたが、何処までもお墓が続いているだけで、特別震災に特化した設備はなさそうです。
詳しいお話をお聞きしようと、事務所の方にお問いあわせしたところ、
どうやら有事の際、救命措置をとったり、テントを張ったりすることはないそうで、
とりあえずこのような広い場所に緊急避難し、その後円滑に避難場所(ちかくの中学校など)に移動するそう。
さてさて、避難する場所が分かったので、
本題の避難経路の確認をしたいと思います!
自分の家の詳しい場所を示すのは憚られますので、出発点はぼんやりですが(笑)、
まずひとつはこのルートです。(黒いライン)
なにより、家から染井墓地までの最短ルートですし、
御覧の通り、
周りの路地と比べて、すこしではありますが、幅が広く、舗装も最近されているため、比較的使いやすいと思いました。
しかし、ご覧の通り、少し傾斜が急なので、なにかと不便かもしれません。
けがをされた方を運ぶ事態が生じた際、少々難しいかも。
(坂を上ったところには、防災案内板が掲示されていました。)
第二ルートとしましては、まず何とか二車線の広い道にでて安全を確保しながら避難する経路です。
道路を抜けた先には、先程の染井墓地と同じ避難場所に指定されている、
「西ヶ原みんなの公園」があります。
広い道路に出た後は比較的安全だと思いますが、
問題なのは、そこに出るまでです(笑)
最初に写真で見たような狭い路地をいくつも抜けて辿り着かないといけません。
避難の途中で燃えている家の前を通る必要があったり、家屋が倒壊して道がふさがれていたりする可能性は大です。
どちらにせよ、その時の状況に応じて冷静に対応する必要がありますね。
◎まとめ
以上、簡単ではありますが、防災マップを手に実際に避難経路をあるいて、避難場所や、その他震災時に知っておいた方がいい事柄を確認してみました。
一番強く思ったのは「シュミレーションの大切さ」です。
普段何気なく歩いている道でも、防災の観点から見ると、「あ、この家倒れてきそうだな。」とか「ここは異常に道幅が狭いな。」といった自分なりの注意点を発見することが出来ました。
百聞は一見に如かず。
ぜひあなたも、町の防災マップを片手に、ぶらっと散歩がてら、震災時のシュミレーションしてみるのはいかがでしょうか。